浄水シャワーヘッドの機能と選び方

浄水シャワーヘッドとは、水道水に含まれる残留塩素を除去することができるシャワーヘッドのことです。残留塩素はタンパク質を酸化させ、髪の毛のキューティクルや肌のバリア機能を低下させる恐れがあり、それを抜くことで髪や肌へのダメージを抑える効果が期待できます。そのため、敏感肌の女性や赤ちゃんのお風呂におすすめのシャワーヘッドです。浄水シャワーヘッドにはシャワーヘッド本体とカートリッジが付属しており、カートリッジは定期的に交換する必要があります。

購入の際は商品価格だけでなく、カートリッジの価格と交換時期も吟味すると良いでしょう。残留塩素を低減させるろ材には、主に活性炭と亜硫酸カルシウム、ビタミンCの3種類があります。活性炭は寿命が長い反面、使用しているうちに塩素除去率が徐々に低下しやすく、やや吐水量が落ちるというデメリットがあります。亜硫酸カルシウムはあまり長持ちせず、お湯でないと反応しにくいというデメリットがありますが、取り付けても水の勢いがほとんど変わりません。

ビタミンCは寿命が最も短いですが、塩素除去率は常に一定で、水を軟水化させるため石鹸の泡立ちが良くなります。また、浄水シャワーヘッドは水圧を高めることで節水や洗浄力を高める効果もあります。その他にも、水流の強さを調節出来るものや、手元でシャワーが止められる機能の付いたものなど、様々なシャワーヘッドがあるので、家族構成などを考慮しながら必要な機能の着いたものを選ぶと良いでしょう。